40代再起への転職、企業のWeb担当(何でも屋)
前の記事を呼んでない方は下記からご覧ください
> 40代 ド底辺からの転職その8 インハウスデザイナーという生き方
前回の会社の失速を経験し、より安定性を重視した転職
前回のインハウスデザイナーでの酸いも甘いも経験をした結果、
やはり経営状態が悪くなると、インハウスデザイナーはあおりを受ける。。
そんな思いをした私は、より安定性を重視した経営状態の良い会社での
インハウスデザイナーに転身を試みます。
その応募したのは、建設会社(特にある事業に特化した企業)のWeb担当でした。
Web担当ってひとことで行ってしまえば、簡単なのですが、会社によっては様々な分野を担当することになります。
Web担当は便利な言葉、必要とされた業務範囲はかなり広範囲
募集要項に掲載されていた内容はかなり広範囲に渡り、下記の様なものでした。
(後からみるとマジかって思いましたね)
募集職種:自社Webサイト等の企画/デザイン/制作/運用 Webの全てを担当
業務範囲は詳細に書かれており、また面接でもかなり幅のある業務をお願いするが大丈夫かと念を押されました。
自分としては、せいぜい印刷物のデザインからWebサイト制作やアクセス解析など、
あとはSNS運用も各種それなりに使った事はあったし、動画制作も簡単なものだったらやった事があったので
大丈夫だろうと思っていました。
ところが、業務範囲が度を超えていました。。結局やることになった業務範囲をいうと、
軽く3~4人分の担当業務(業務スキル)です。。
・Web制作 ・印刷物制作 ・Facebook運用 ・動画制作 ・パソコンのメンテンス/サポート ・パソコンの設定
・自社システムの改善・運用(外注指示) ・LANや配線の整備 ・勤怠管理システムの管理 ・在籍システム管理
あまり残業を良しとしない風潮だったので、動画制作などは持ち帰って自宅でやっていたことも。
とても社内のITリテラシーが低く、Webデザイン = デジタル = パソコン・IT という勝手なイメージがあり、
デジタルであれば何でもできると思われていましたね。。
あれもこれも全部やらせてしまえ(結果、何でも屋)
途中からそんな風に感じていました。
内制でやれば、当然外部に出すより経費はまったくかからない。そんな感じを受けて仕事をしていました。
どちらかと言えば、じっくりとデザイン制作を行ってきた自分としては、人を雑に扱う会社だな、と感じたし、
あれやれこれやれ、と落ち着かない会社でしたね。
何よりクリエイティブを何だと思っているんだと怒りさえ感じていました。
これは制作案件ではインハウスデザイナーでなくてもよくあることなのですが、
「もう少しこうしたい」
「思ってたのと全然違う」
「全然別の案がみたい」
「確認しておく(…放置)」
などと、指示者の都合や考えひとつで、
せっかくの販売促進の為にやっている事が「無」になるケースが多々あります。
これは結局デザインのプロに任せられないのです。
ちなみに商業デザインのプロというのは、常に制作物は、目的を果たす為のデザインであって、
ユーザやお客様を意識した制作物を制作しています。
(ここを裁量を持って任せてもらえないと成果の上がる販売促進の制作物はできないのです)
好きでやりたいことを仕事にしたい
本当にやりたい仕事って何なのか
結局、自分は何か好きだったのか、最も得意としていたのか、
改めて考えさせられる良い機会となりました。
で、結局自分は、
パンフレットや会社案内、冊子、チラシなどを
制作するグラフィックデザインが一番楽しいという事に改めて気が付いたのです。
それと同時に「あれもこれも」要求する会社に嫌気も指していたので結局転職することになります。
ただしそれは幸せに仕事が出来ていなかった事の証明でもあるので、納得できたのです。
ストレスで体調も悪くなってましたし。。
何歳でもやりたい事に挑戦はできる
年齢を言い訳にしない
なりたい職業だと限界はあるかも知れませんが、
やりたいことは何歳からでも挑戦できると自分は思っています。
年齢を言い訳にしないで挑戦してみたらすごく楽しいし良いと思います。
もしかしたら、それですごく質素な暮らしになるかも知れませんし、
貧乏生活かも知れません。
しかし、嫌な事を仕事にして、これからも暮らしていく事を考えたら幸せではないと思います。
また、お金の為だけに仕事をすると幸せになれない気がします。
あなたはどう思いますか?