現代社会のパソコン・スマホ生活、
仕事上もプライベートでも特にスマホは欠かせない存在となっています。
しかし1日中そばに置いて、ついつい見てしまっているという方も多いのではないでしょうか。
スマホ依存は「脳疲労」を引き寄せ、悪化すると体の不調にまでつながってしまうのです。
(近くの小さい文字がみえにくいスマホ老眼などもそのひとつですね)
そんな情報社会で覚えておきたい情報機器との健やかな付き合い方のお話です。
あなたはスマホ依存か?項目でチェック
最初にスマホの依存度を自己チェックしてみましょう。
・スマホの着信音やバイブレーションの空耳が聞こえることがある
・思い出せない名前などがあると、すぐスマホで検索する
・情報に乗り遅れることに不安がある
・調べ物はほぼスマホやPCに頼っている
・スマホはいつでも手に取れる場所にスタンバイ
・1分の時間があればスマホを取り出す
・初めての場所にスマホなしでたどり着く自信はない
・年中忙しく、時間に追われている
・夜、布団の中でもスマホを見ている
・バスの時刻表はスマホで「写真」を撮る
いかがでしょうか?いくつ当てはまったでしょうか。自分は4個でした。。(汗)
該当する項目が
0~2個 → まだ大丈夫
3~5個 → ちょっと危険
6個以上 → かなり危険
スマホ脳疲労、どんな症状なのか?
普段の生活で、今までやってきたことができなくなったり、実際の生活のパフォーマンスが落ちたりします。
脳疲労に陥ると前頭前野の情報処理機能全体が低下するためそうなってしまうのです。
ではでは、具体的な症状とはどんなものなのでしょうか。
①感情コントロール力の低下
・思考力、判断力、集中力、意欲が低下
・イライラしやすくなる
・キレやすくなる
・やたらと涙が出る
など思考や感情に関わる支障が出てきます。
②うっかりミスが増える
・物忘れが多くなる
・約束を忘れる
・うっかりミスが増える
・つまらないことに固執する
③自律神経の乱れで身体的な不調が出る
前頭前野の働きが悪くなると、心身を整えるカギとなる自律神経も乱れるため、
多くの人が慢性的な疲れ、頭痛、めまい、不眠、腰痛、冷え、便秘、腹痛などと
いった身体的な不調を伴います。
「脳疲労」とスマホ依存の悪循環とは何か
スマホ依存度の自己チェックの結果はどうでした?
ちょっと危険〜かなり危険の方が多かったのではないでしょうか。
スマホの使い過ぎが習慣化すると、情報のインプットが多過ぎて「脳疲労」の状態に陥り、脳の情報処理機能が低下してしまいます。絶えずスマホを見て情報をインプットしていると、脳はヘトヘトに疲れてしまいます。
最近では、「ぼんやりと考える」行為が脳にとって大変重要な役割をもつことが分かってきました。
現代人が、ぼ~っとする時間も必要だと言われているのはその為です。(脳が休まるのです)
この時、情報の整理や分析を行ったり、人間の本質に関わる思考を培ったりしているのです。
この機能がフリーズしてしまうと、自分を客観視できなくなり、手近な快楽に流されやすくなります。
脳が疲れているほどスマホの使用時間は長くなって依存度が高くなりやすく、さらに疲れるという悪循環を起こしてしまうのです。
脳の健康のための習慣
以下が、効果的なので日常生活の中に取り入れてみましょう。
・ぼ~っとする時間を作る
・手間のかかる方法を選ぶ(手書きでメモやノートをとる等デジタルをあえてアナログで)
・脳によい栄養素を摂る(サプリでもいいので、良質なタンパク質、ビタミンB群、鉄、DHAやEPAなど)
・睡眠を大切にする(睡眠時間は脳のメンテンスや回復時間です)
・散歩する(デスクワーク中心であれば、毎日少しでも歩くようにしましょう)
・運動する(運動すると新鮮な酸素が脳や体に取り入れられるのと血流も良くなります)
この様に忙しい毎日の中でも、少しアナログ生活の時間を持つことが、脳の健やかさにつながります。
「スマホ脳疲労」状態を放置すれば、かなりの人がうつ病に移行
自分はそんな事はないと思っていても、デジタル生活を送っていると知らず知らずのうちに、
「脳疲労」が溜まっていってしまい、「うつ病」へと移行してしまいます。
「スマホ依存」から少し離れ、脳を休めることで回避できるので、
ぜひ普段の生活から見直して改善してみてください。
一般的には悪化すると、うつ病とか自律神経失調症とか言われますが、ひどい肩こりや首のこりなども怪しいので、
不調のサインとして気をつけてみてください。
もし、不調が続く、気力がわかない、やる気が出ない、泣きたくなるなど体調が悪化した場合は
お近くの心療内科を受診することをおすすめします。
初期状態であれば、即効性のある軽めの処方ですぐに改善に向かいます。
まとめ
・「スマホ脳疲労」で集中力や記憶力が衰える、体調不良が起こる
・スマホ依存を止めよう
・自己チェックで数の多いひとは注意
・脳の健康のためにアナログ時間を増やそう
・日常習慣の中で、特に睡眠時間の確保や運動を取り入れよう
・脳疲労が溜まるとうつ病に移行、その場合は心療内科を受診