職場の人間関係の大きな悩みのひとつにマウンティングしてくるうざい人がいます。
日常的にマウンティングをしてくるイヤな同僚や上司、あなたの職場にもいませんか?
マウンティングとは、他人に対して自分の優位を誇示する方法
どんな種類のマウンティングがあるか
以前にマウンティング女子という言葉が流行語になりましたが、男女かかわらずマウンティングしてくる人はいます。
マウンティングをやられた方は、どうにもイヤな気持ちになってしまいますよね。
そんな事は仕事の本質とは異なるので、そんな事で疲弊したくないですよね。
そこで職場でマウンティングされたときの対処法を種類に分けて説明したいと思います。
マウンティングは大きく分けて以下に分類できます。あなたの周囲のひとに当てはめて読んで見てください。
人の意見や行動を何かにつけて「いや、それは違うよ」と否定してくる人や、嘲笑など見下す態度をとるひと
知識系マウンティング:
「そんなことも知らないの?」とバカにしてくるひと、聞いてもいない知識やウンチクを一方的にしゃべるひと
マウンティングといえば、学歴や年収、人間関係などに関するアピール。社会的ステータスに関するもの
物質的・金銭的な豊かさをアピールするマウンティング。高価な持ち物を見せびらかしたり、旅行や豪遊を自慢したりなどです。
なぜ職場でマウンティングの様なことが発生するのか
では、なぜ職場でマウンティングが発生するのでしょうか?
実際にマウンティングを取るひとの心理については以下のようなものが考えられます。
実は自分に自信がない
分かりやすい例えとして、「弱い犬ほどよく吠える」といった言葉があるほど、
自分に劣等感が強い人ほど、虚勢を張ったり周囲の人をおとしめたりして、
少しでも自分を強く・大きく見せようとするのです。
(実際にはビビっている小心者です)
一番の原因となっているのは、自分に自信がないこと。
自分の能力などに自信がない人ほど、
マウンティングをして「自分は格上だ」という安心感を得ようとするのです。
自己承認欲求が強い
自己承認欲求が強いために尊敬されたい・一目置かれたいという気持ちが空回りし、
過度にみえを張ろうとしてしまうのです。
その為にマウンティングしてきて人より優れている事を誇示します。
しかし、本来優れているひとは向上心が高く、ひとを認める器の大きさがある為、そんな小さいことはしません。
これも実は「自信のなさ」から来るもので、場合によっては自分の実力を脅かす存在に対して過度に攻撃的になったり、
高圧的な態度に出たりするので注意が必要です。
他人の失敗を見て快感を得る
人間の心理には、他者の失敗を見て快を得るという負の面があります。
他人をおとしめたときや引きずり下ろしたときに生じる快感です。
分かりやすく説明すると、対戦ゲームで相手を倒したときや、ドラマなどで悪者がやっつけられたときなどの快感などです。
仕事ではうまく立場を利用して、後輩にやらせてあえて失敗をさせて、その尻拭いをしてあげて快感を得るなど、
他者の失敗を自分の力で何とかしてあげて自分の承認欲求も満たしてしまう。
気持ちいいからという単純な理由で、職場などでのマウンティングが発生しているのです。
実際にこのケースのマウンティングに合った場合は、
自分は惨めな思いをしてしまい、マウンティングしているひとは優越感を覚えてしまい、
こういった行動が快感やクセになり、何度もマウンティングをしてくるようになってしまいます。
こういったケースの場合は、悪質なパワハラに発展しがちなので、
そのひとの上司やさらに上の人に相談するようにしましょう。
職場でマウンティングに合った時の5つの対処方法
では実際にマウンティングをしてくる人が職場にいる場合、どう対処すればいいのでしょうか?
具体的なマウンティングの対処方法の例を見ていきましょう。
対処方法その1:そのひととなるべく距離を取る
一番の対処法は、マウンティングを取ってくるひととなるべく距離を置き、関わらないようにすることです。
まともに接しようとしても、どんどんストレスがたまり、精神がすり減っていくばかりなのです。
間違っても正論で戦ってはいけません。
相手はより「舐められないように」とどんどん負けないようにマウンティングがエスカレートしていきます。
実際には、幼稚でどうしようも性格なので、
「精神的な未熟なひと」
「可哀想なひと」
と思って相手をしてはいけません。
ただし、仕事上で接点を減らすことが難しい場合は、座席移動や部署異動など上司に相談してみましょう。
あなたが我慢だけする必要はまったくありません。
対処方法その2:不快感の牽制球を投げてみる
あえて攻撃を返すわけではないのですが、自分が感じていることをほんのりと伝えます。
「マウンティングを不快に感じているんですよ」「そんな風にマウンティングをすると嫌われますよ」
ハッキリ言うことが難しければ、笑いながら冗談っぽく返すのも手です。
「そういうこと言われると傷つくんですよ~」と、さりげなく不快感を伝えるなどです。
相手はマウンティングしている自覚が大なり小なりあるのでドキッとするはずです。
対処方法その3:スルー言葉で返事をする
マウンティングを取ってくるひとは、過敏にびくびくしたり相手の反応に優越感や快感を覚えています。
優越感を得るために絡んでくるので、スルー言葉で無反応を示すことで「あれ?」という感じになります。
優越感を得られなければ「つまらない」と感じ、
マウンティングをやめるはずなので、徹底的な無関心さを見せるのが一番なのです。
最もシンプルなスルー言葉は、無感情な「へぇ」。
「へぇ」という言葉には拒絶のニュアンスはありませんが、
感情を込めない「へぇ」は、話に興味がないことを表現します。
あとは、バリエーションとしては、
なるほど・それはよかったです・そういう考え方もありますね・わかりました
なども効果的です。いずれも返事に無感情で返すのがコツです。
対処方法その4:自分自身の考え方を変えてみる
今までの対応の仕方ではなく、自分自身の考え方を変えることで、マウンティングへの耐性を高めることができます。
もし、マウンティングで馬鹿にされたとしても、
「知らなかったけど、別に興味ないし、それがどうかした?」と平然とします。
特にあなたの価値観の中で対した事でなければ、悔しがる必要もないしムカつく必要もないです。
これで無感情でスルーできる様になっていけば、以前ほどストレスが溜まらなくなっていきます。
勝手に言わせておけばいいのです。それこそ、「へぇ」でいいのです。
対処方法その5:あえて相手の懐に入ってみる
これは、ボクシングでいうところのカウンターといった所でしょうか。
あえて、相手の懐に入る方法で、自分に好意を示してくれた人や、親切にしてくれた人は攻撃しづらいので、
相手の好きな事や得意なことで頼み事をするとか、教えを乞うなどです。
そのひとの優越感や自己承認欲求を満たして上げると相手もあなたに好感を持つようになり、
マウンティングもやわらぐ可能性が高いです。
しかしマウンティングが止まるわけではないかも知れませんが、
現状よりはコミュニケーションは取りやすくなるはずです。