【真実】年収が2倍になっても手取り額が2倍にならないって話

たくさん給与をもらったらさぞかし生活も楽になるし、豪華な生活ができるのだろう…

例えば、年収が今の2倍になったとしたら。

あれもしたい、これも欲しい、あれも買いたい、と夢が膨らみますよね。しかし実際は違う様です。

年収400万代が、年収800万円になったとしたら。

実際、私がかつての小さな広告代理店勤めで年収400万円代だったときに年収800万円近くもらっていた営業マンの先輩がいました。

当時は、グラフィックデザイナーをしていて年収も400万円代後半でしたが、仕事も楽しく、そこそこ満足していたのですが、

その会社自体が個人別に制作も営業も、計算式から売上目標数字と達成率で給与が決まっていたので、

おおよその給与が全員分かっていました。

 

その年収800万近くの営業リーダーは、自分より7歳年上で、太いクライアントをいくつも持っていて

後輩の面倒見もよく周囲からも慕われていました。

お酒も入ったあるとき、自分もハイになっていてその営業リーダーに聞いてみました。

「○○さんは、いいですよね、年収高くって。本当にうらやましいです!」

しかし、帰ってきた返事はそうでもなくて、

「いやいや、そんなに実際使える額はたいして変わらないって。税金とかでもってかれるし。」

「あと、営業だとクライアントとの付き合いとか、出張とか、自腹で出すときも結構あるし。」

その当時は、本気にしてなかったのですが、あとあとどういうことか良く分かりました。

年収が2倍になっても手取り額面は2倍にならない

では、実際に年収400万円と年収800万円でどれくらい手取りが変わるのか?

概算ですが、下記の感じになります。(おおよそなので細かい諸条件なしで)

年収 手取り額 控除額の内訳 控除額計
所得税(所得税率 %) 住民税 社会保険料
400万円 312万円 8万円 (5%) 18万円 62万円 88万円
800万円 588万円 45万円 (20%) 45万円 121万円 212万円

一番注目して欲しいのは、手取り額の部分です。

年収は倍になっているのに、手取り額は276万円しか増えていません。(588万円-312万円=276万円)

しかも、所得税・住民税・社会保険料の金額にも注目してください。

年収が倍になっても手取り額がそれほど増えない原因は、控除される税金や社会保険料にあります。

なかでも、注目したいのが所得税です。

所得税の税率は「累進課税」といって、所得が多くなると5%〜45%まで、段階的に増えていきます。

 

そうなのです、これが営業リーダーの先輩が言っていたことなのです。

例えば、年間にそのうち、100万円でも接待の付き合い(お酒や飲食)や休日のゴルフ接待などに使っていたら…

「なるほどなぁ」と思いました。

もちろん、節税対策などは方法がいくつかあるらしいのですが、現実はそれほど甘くない事を知りました。

以前、週間SPAでも話題になった「年収600万円代の貧乏」という記事

実は、年収が600万円と年収が400万円代の比較を書いた記事が以前、週刊SPAにも掲載されていました。

実際のところ、年収が600万円あっても、管理職で仕事もキツく、付き合いが多くて貧乏だという議題でした。

(収入が高くなってくると、ローンや趣味や買い物などの出費も増えがちだとかいう情報も)

記事に掲載されていたひとたちの話では、

比較に出ていた年収400万円代のひとたちの方が、平社員でものびのびと自分のプライベートも充実していて、

幸福度が比較的高い傾向にありました。(もちろん、生活は贅沢なしで)

 

かくいう、私自身も若かりし頃は、

バリバリ働いて出世して「目指せ年収1000万の高給取り!」

なんて思っていた時期もありました。

もちろん、そういった高いモチベーションは素晴らしいと思いますし否定はしませんが、

これが年収1000万円超えても400万円の手取り額の2.5倍にはならないっていうお話しでした。。

(ちなみに、この試算でいくと、年収1200万円の手取り額は、約850万円らしいです…)